公理主義。

公理からの演繹こそ至高。数学のいろいろをただ書きなぐるためにこのブログは生まれた。ここは、私の覚書である。

リットルとリットル(あとリットル)。

今、リットルの記号は\(\rm{L}\)と書くらしい。
僕が習った当初は\(\ell\)と書いていたと記憶している。
なぜ、変わったのだろうか。ちょっと調べてみた。
とはいってもほとんどリットル - Wikipediaここに書いてあったのだが。
個人的にウィキペディアを参考に引くのは好きじゃないんだけれど、まぁ雑記だしいいか。正確な情報は、各自調べられたし。

リットルという単位の記号は\(\rm{l}\)と\(\ell\),\(\rm{L}\)があるらしい。
最初は\(\rm{l}\)のみが記号として使われていたとのことだ。SIでのルールにのっとった結果らしいのだが、これがアラビア数字の1と紛らわしく、いろいろ問題になってたらしい。
1979年に、\(\rm{l}\)以外に\(\rm{L}\)も使っていいことにしようという意見が採択された。どちらかに統一すべきだが、それを決めるのは先送りにしたのだとか。
日本では\(\rm{L}\)のほうを使うことを推奨しているらしく、アメリカでも\(\rm{L}\)が推奨されているらしい。

そしてそもそも\(\ell\)という記号は認められていなかったらしい(!?)。ひどい話だ。
大方誰かが「立体だろうが斜体だろうが筆記体だろうがlはlだろー」とか言って決めたんだろう。
でも日本以外でも使われていたらしいから、あまり日本人ばかりを責めたてるわけにもいかない。
英語に馴染みがなかったのだから仕方ないということだ。きっとそうだ。そういうことにしよう。

細かな年代は省くが、現在では\(\rm{L}\)が一般的なリットルを表す記号として普及しているようだ。あまり\(\ell\)とは書かないようにしよう。